アスリートインタビュー2

平石Dr.のアスリートインタビュー

第2回 プロゴルファー 片山晋呉選手 一年を通して戦える体力づくりに

今回のゲストはプロゴルファーの片山晋呉選手。2006年には3年連続4度目の賞金王を獲得するなど、破竹の快進撃が続いています。シーズンオフがほとんどなく、世界中を転戦するという過酷なゴルフの世界の中で、体力を維持するコツやトレーニングについての考え方をお聞きしました。

 ・・・片山選手  ・・・平石先生

3年連続賞金王ですね。
おめでとうございます。

ありがとうございます。

プロゴルファーという仕事は、12月にシーズンが終わって、もう1月からスタートする。はっきりとしたシーズンオフがないため、ふだんからの体調管理や体づくりがとても大変だと思います。一年を通してどのようなトレーニングや体調管理をしているんですか?

今年のオフは1週間くらいしか休まず、もうトレーニングを始めています。2月くらいまでは体力がどんどん上がっていって、シーズンが始まるとちょっとずつそれが「目減り」していくわけですが、要はその「目減り」をいかに少なくしていくかなんですね。試合を重ねていくなかで、夏をどう乗り切るかがいちばんのポイントです。秋にまた大きな大会が3つほどあるのですが、夏の暑さと湿気にやられてしまうと、体力が残らなくなってしまうんです。だから、秋に照準を合わせてちょっとずつトレーニングを重ねていくしかないというのが本当のところですね。

最初に片山選手にお会いしてびっくりしたのが、血液が非常に夏に強いタイプだということ。つまり、暑さに強いということなのです。今までわたしが診た1万人くらいのスポーツ選手の中でもダントツです。夏以降にほかの選手が体力が落ちてダメージを受けている間にこそ、片山選手が真の強さを発揮するのでしょうね。

それはあるかもしれませんね。

ところで、小さい頃から嫌いな食べ物って、何かありますか?

唯一ダメで、今でもダメなのが「おしんこ」です。

(笑)。全然関係ないですよね。

アメリカに行っても和食が食べたくならないので、まったく問題ないんですよ。お寿司のガリとか塩辛とか、傾向としては小さいお皿に入っている箸休めみたいなものがダメなんです(笑)。だから、食べることには困らないんです。

今回はじめてマリンサプリという魚からつくったサプリメントを使っていただきましたが、使ってみての実感はいかがでしたか? マリンサプリはペプチド状なのでアミノ酸の吸収が早く、BCAAも豊富なので筋肉づくりやスタミナの維持にいいんですよ。

秋口前からマリンサプリを飲んでいるのですが、トレーニングをしても、いつもより楽に量をこなせたりとか、そういう感覚はすごくありました。

パワーとか瞬発力はどうですか?

シーズンが始まったばかりなので、そこまではまだわからないですが(笑)。今年の冬、トレーニングをしながら飲んでみて確かめてみたいと思っています。それがいちばん楽しみですね。

年々進歩している片山選手は、とてもすごいなあと思います。体調管理で大きな失敗をした経験というのは、特にないのでしょうか?

やっぱり年を重ねていくごとに、このくらい体を酷使するとすごく疲れてくるとか、風邪を引きやすくなるということがだいぶわかってくるようになりました。あの時はこんな風になってしまったから気をつけよう、とか、前もってきちんと体調をコントロールできるようになりましたね。このシーズンは風邪を引かなかったんですよ。「あ、やばいな」と感じた瞬間に風邪薬を飲んで寝たり、とか。それが功を奏したのか、今年は特に体調管理がうまくいきました。

それがやはり常にベストをキープするコツでしょうね。
片山選手が常にトップクラスで戦えるようになったのは、いつごろからですか?

2000年からでしょうか。その前までは1年のトータルで10位くらいには入っていたことはありましたが、2000年以降は明らかに自分の中で「やれる」という自信がついてきたし、1年間トータルでみた時にどれくらいの位置にいられるかがわかってきました。技術的にも他の選手に負けないものが身についたり。そうやって冷静に、客観的な目で自分のことを見られるようになってきたのが、この5〜6年です。

最近表情に自信と風格が現れ、メキメキと顔が良くなってきた片山選手。これからも一生懸命応援しますので、マリンサプリについてもアドバイスがあればぜひお願いします(笑)。

掲載:2007年2月

黒澤浩樹選手

片山晋呉選手 Profile

  • ●1973年 茨城県出身
  • ●ゴルフ場を経営する父親の影響を受け、3歳のころにはすでにクラブを握っていた。初めてのコースデビューは5歳(!)。出身高校はゴルフの名門、茨城県の水城高校で、関東ジュニア選手権個人戦優勝、全日本高等学校ゴルフ選手権2年連続優勝など、華々しい成績を残す。高校卒業後は日本大学へ進学、大学3年次からはプロの試合にも参加。
  • ●1995年にプロゴルファーテスト合格。デビュー当初はつらい時期が続いたが、江連忠プロの指導の下、1998年の「サンコー・グランドサマートーナメント」でレギュラーツアー初優勝を果たす。
  • ●2000年、ダンロップフェニックストーナメント、ゴルフ日本シリーズJTカップ、ファンケルオープンなどで優勝を飾り、国内賞金王に。その後の活躍は周知の通り。「プロゴルファー・片山晋呉」の名が世界中に轟くこととなる。
  • ●2003年には日本プロゴルフ選手権大会で初優勝。
  • ●2004年、2005年、2006年と3年連続で賞金王。
  • ●片山晋呉オフィシャルサイト『Club45』は http://www.club45.net/

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平石貴久先生 Profile

医療法人社団貴生会理事長、東京六本木・平石クリニック院長。多くのトップアスリートやプロチーム、企業・大学のスポーツクラブの健康管理や技術指導を行う。数々のアーティストのコンサートドクターとしても活躍。主な著書に『医者以前の健康の常識』(講談社)、『勝つためのレシピ』(光文社新書)、『スポーツ栄養バイブル』(池田書店)など。


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