さっとタンパク レシピ集

レシピ集

レシピ#5
やわらかマリン豆腐

豆腐は軟らかいので高齢者には食べやすい食品と言われていますが、口腔内で食べ物をまとめることが出来ない高齢者は、豆腐が口腔内でバラバラになり、むせになることがあります。また、噛みにくい人や舌の動きがほとんど無い人は、誤嚥になることがあります。
この様な高齢者のための豆腐料理は、軟らかく、バラバラにならなく、飲み込みやすくする調理工夫が必要です。豆腐を軟らかくするためには、水分を増やすことになりますので、豆腐の原料である大豆の含有量が少なくなり、同じ量を食べてもタンパク質の摂取量が少なくなります。
そこで、豆乳とにがりを使い、マリンサプリを加えて必要なタンパク質の摂取ができる飲み込みやすい豆腐を作りました。
マリンサプリを加えることで豆腐の旨味も増します。軟らかいので、スプーンでお召し上がりください。

タンパク量:絹ごし豆腐 14.7g   やわらかマリン豆腐 19.5g
注) 豆腐 300gのタンパク質の含有量です。データ、食品成分表5訂増補版を適用

(1人分)
有機豆乳 200ml
にがり 小さじ3/4
マリンサプリ 3g

材料選定のポイント

  1. 豆乳は、無調整で大豆の含有量が約30%の商品を使用します。
  2. がりは、瀬戸内産の高濃度にがりを使いました。

豆乳やにがりは、製造会社によって主材料の含有量が違います。材料の選定には注意してください。

作り方

  • マリンサプリを耐熱ガラスや瀬戸物のボールにとり、小さじ1杯の水を加えて溶かします。ステンレスや金物のボールは使用しないでください。
  • (1)に冷蔵庫から出した冷たい豆乳を加えて木へら(ステンレスのスプーンは使用しないでください)でゆっくり20回位混ぜます。
  • (2)ににがりを少しづつ加え、ゆっくり10回位かき混ぜます。これを茶碗蒸し容器にいれ、蓋をします。
  • 湯気の立った蒸し器に(3)を入れて、強火で5分、弱火で5分蒸します。
  • あつあつの状態で美味しくいただけます。
◎氷水を張ったボールに(4)を入れて20分間冷やすと、熱々よりしまった軟らかさになり、いろいろな器に盛りつけ直して楽しむことができます。

コラム

ある街でモーニング喫茶に入りました。一テーブルに男性高齢者一人で席はほとんど埋まっています。出迎えの笑顔に会い、自然に挨拶を返しました。モーニングセットを注文すると、コーヒーとトースト、おにぎり、半熟卵、切り干し大根の煮物、タクワンで、350円です。メニュー内容と単価を見てかなりのサービスです。さらに、トーストの耳は切り落とし、台形型に二つに切ってあり、噛み切りやすくなっています。おにぎりには手で持つところに食べやすく小さく切った海苔が巻かれています。卵は半熟ですから軟らかくスプーンで食べます。煮物は小鉢に日替わりで野菜の煮物が食べられます。メニューは高齢者のお客様からのオーダーで決まったとのことです。ランチ時間のレストランは女性高齢者でにぎやかです。洋食や中華料理を楽しんでいます。注文する時は、少なめと頼み、値段は同じでよろしいですかと聞かれ、良いですよと答えています。食事を残すことを嫌う高齢者の心情が伺えます。
電車に乗り、おしゃれをし、仲間と大声でおしゃべりし、それぞれが元気で自立して生活していることが伺えます。高齢って、良いものかもね。

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